悲傷回廊

見渡せばきらきら光る綺麗なものばかり。


僕は全部ほしいと手を伸ばす。


けど、ちっちゃなこの手じゃ拾ったそばから零れていく。


拾っては落として拾っては落としての繰り返し。


手に残ったのはほんの少しだけ。


一番ほしかったものは手に入らなかった・・・





だから近くにあるものだけを拾うことにした。


動かなくて届く範囲のものならこの手に収まるから。


・・・もうこれで拾ったものを落とさなくてすむ。


・・・・・もうこれで拾えなくて悲しい思いをすることもない。





それからずいぶん経ったある日、遠くでひときわ綺麗に輝くものを見つけた。


僕はそれがとてもほしくなった。


傷つくことになるかもしれないと知りながら。





それでもほしいと思った。


だから手に入れるために歩き出す・・・・





そしてまた、近くにあるものだけを拾い始めるのだろう。

ラララ

人生が自分の思い通りになったらつまらないってよく言うけど・・・・


俺はそんなこと無いと思うなぁ。


全然思い通りにならなくてイライラするより、なんでも思い通りになった方がいいじゃん！


実際、なんでも出来たらめっちゃ楽しいって！


ほら、ゲームでメチャクチャ強くなる裏技とかって楽しいじゃん！？


ポケモンの一気にLv100になる裏技とか　笑


・・・・・





思い通りにならなくて悲しくなるのって、つまり思い通りになる可能性があるって事なんだよね。


そう、そうだ！可能性があるから期待しちゃうんだ！！


そして裏切られるんだ！！


そんなの惨い！！！


いっそのこと夢も希望もない絶望だったらよかったのに！！！！

振りほどく力無し

秩序は羽を縛り付け飛び立つ事を許さない。


鎖は肉に食い込み血を流す。


痛いのは体？


消えたい、消えたい、全部消したい。

存在が変わるほどの夢を持ってみたくなる

すべての思いを話せない。


話せる場所がない。


あぁ、この世に居場所がない。


居場所を作れない。


存在意義を見出せない。

選択の極論

このスイッチ。

究極のところ、誰の為にどうするかを決断するようなものだと思う。

そう、簡単な事。

余計なものをはぶいちゃえばいい。

すると。

スイッチがあります。押すという行為は大好きな人の為の行為です。押さないという行為は見知らぬ一人の為の行為です。

押しますか？押しませんか？

答えは簡単。

誰だって押します。

 

 

だから求められた決断は。

大好きな人の為に押すのか、見知らぬ一人の為に押さないのか。

結局はそういうこと。

その結果が幸か不幸か。

ただ、それだけ。